JR1(直流通勤型・直流近郊型)の走行音

(音声のみ/静止画+音声のページ)

このページでは、JRの車両のうち直流通勤型、直流近郊型の走行音を公開しております。
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103系    107系(全廃)    301系(全廃)    201系    203系(全廃)    205系    207系(900番台)(全廃)    207系(JR西日本)    209系
113系    115系    211系    215系    E217系    E231系    E233系    221系    311系    313系


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205系    209系    E217系    E231系    E233系    E235系


103系 jr103系
抵抗・110KW
製造初年:昭和38(1963)年

 国鉄通勤型の代表形式としておよそ20年間に渡り3500両あまりが製造された、抵抗制御の4扉ロングシート車である。基本の0番台、地下鉄直通用の 1000番台・1200番台・1500番台、川越・八高線用3000番台・3500番台など多数のバリエーションがあり、また、同じMT55モーターを使用する103系ファミリーとして105系・121系・301系がある。日本の通勤型電車の顔としてラッシュ時の混雑緩和に貢献し、日本の高度経済成長時代を支えてきた電車であるが、性能が悪く、うるさくて乗り心地も悪いため評判は今ひとつ。モーター出力は110KW。モーターはMT55とMT55Aの2種類がある。国鉄がJR化された時点ではJR東日本・東海・西日本・九州の4社に引き継がれたが、両数の少なかったJR東海では早い時期に211系5000番台や 313系に置き換えられ2000年に運用を失い消滅した。両数が最も多く、経年の浅い後期車が多かったJR東日本でもE231系の投入と205系の転属により2006年3月をもって仙石線用の予備車4両を除き全車引退しており(仙石線用の予備車も2009年10月に引退)、現在はJR西日本とJR九州に残っている。JR西日本では更新工事が実施されたが新型車両の増備に伴い、徐々に廃車が進んでいる。山手線からの引退(1988年6月)から29年も経った2017年10月、大阪環状線からようやく引退した。JR九州のものは、福岡市営地下鉄線内のATO・ワンマン運転に対応できておらず、故障も頻発し厄介者扱いされていたが、2015年の305系に導入により福岡市営地下鉄直通運用から退き、現在は筑前前原~西唐津間での運用のみとなっている。

MT55
モハ103-657(廃車) 快速 東京 新八柱→船橋法典 95km/h '03.10.27録音
音(YouTube) 7:54 CM-S330
『103系らしい音』といえば、やはりMT55でしょうか…。武蔵野線での6M2T編成の走行音です。

MT55
モハ103-1202(廃車) 各駅停車 三鷹 荻窪→西荻窪 85km/h '01.11.29録音
音(mp3) 2:17 3.15MBCM-S330
営団東西線直通用として頑張ってきた103系1200番台ですが、E231系800番台に置き換えれらました。

MT55
モハ103-643(廃車) 快速 取手 日暮里→柏 110km/h '99.12.28録音
音(YouTube) 25:56 CM-S330
この時はダイヤが乱れており、先行の土浦行きと2分程度の続行運転となっていました。はじめ信号に引っかかりながらのんびり走りますが、北千住以遠では打って変わって猛烈に飛ばします。金町~松戸間と馬橋付近ではATS-Pの頭打ち速度ギリギリの110km/h弱まで加速しています。年末の平日9時台の下り列車で、もともと少ない乗客を先行の土浦行きがほとんど拾っていってしまい、この列車の乗車率は平均で10%を切っており、10M5Tの強力編成と相まって、意外と容易に100km/h超の速度に達します。猛烈なスピードで飛ばしますが、先行の土浦行きがすぐ前にいることに変わりはなく、松戸駅手前では信号に引っかかるほか、松戸~柏間では、北小金付近など駅間の中ほどでも信号に引っかかります。ATS-Pに任せて減速しているような箇所もみられます。柏駅で下車し、この列車を見送ります。

MT55A
モハ103-1509 普通 唐津 一貴山→筑前深江 85km/h '04.2.17録音
音(mp3) 3:34 3.27MBCM-S330
105系前面と201系の側面の車体を持つ1500番台。走りは103系そのもの。

MT55A
クモハ103-126(廃車) 快速 東京 市川大野→船橋法典 85km/h '99.3.30録音
音(mp3) 3:13 4.42MBCM-S330
音はかなりうるさいです。

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107系
(全廃)
jr107系
抵抗・120KW
製造初年:
昭和63(1988)年(車体)
昭和38(1963)年(機器)

 北関東のローカル線での165系3連を用いた運用を置き換えるため製造された車両。全車が1M1Tの2両固定編成を組み、輸送量に応じて最大6連を組み、フレキシブルに運用されている。足回りと冷房装置は165系の発生品が用いられているが、歯車比は種車の1:4.21から1:5.6へと変更されている。車体は105系類似の3扉ロングシートのものが新製された。内装は、当時増備されていた211系3000番台とほぼ同じでクハにはトイレも設置されている。日光線用の0番台と、両毛線・信越線(高崎~横川間)・吾妻線・上越線(高崎~水上間)で使用される100番台がある。0番台は、E233系投入に伴い余剰となった京葉線用205系に置き換えられ、2013年3月をもって全廃となった。100番台は、老朽化と211系の転配に伴い2016年から廃車が始まり、2017年3月改正で信越線・吾妻線・上越線の運用を失い、最晩年は2本つないだ4連で211系と共通運用の両毛線高崎~小山間の運用のみとなっていた。2017年10月からこの運用が211系の固定運用となり、本形式は9月いっぱいで全車定期運用を失った。その後、10月上旬のイベント運転をもって全車廃車となった。

半自動ドア
クモハ107-110(廃車) 普通 高崎 那須塩原→矢板 90km/h '15.12.27録音
音(YouTube) 15:36 SP-TFB-2
歯車比の関係で、出だしは201系と同じ音程で、高速域の音は103系のMT55に近く、音に関しては165系の面影は感じられない。収録した列車のスジは2016年3月改正で211系に置き換えられ、矢板での貨物列車の通過待ちも無くなりました。さらに、2017年3月改正で廃止となりました。

自動ドア
クモハ107-109(廃車) 普通 黒磯 小山→宇都宮 95km/h '16.2.21録音
音(YouTube) 29:58 SP-TFB-2
かつて乗り入れていた宇都宮線内の走行音です。宇都宮線の小山~宇都宮間では、ドアは自動で開閉していました。この区間以外の107系の運用範囲では、通年半自動となっており、貴重な収録となりました。

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301系
(全廃)
jr301系
抵抗・110KW
製造初年:昭和41(1966)年

 地下鉄東西線乗り入れ用として製造された通勤車。アルミ車体に空気バネ台車という、当時の通勤車としては豪華仕様である。モーターは103系と同じMT55だが、MT55Aは使われていない。車体が軽く、加速度は3.3km/h/sをクリアしている。製造費が高価であったため増備は103系1200番台に引き継がれた。E231系800番台に置き換えられ、2003年6月に運用を失った。その後8月にさよなら運転を行い、全車廃車となった。地下鉄東西線直通運用のみに使用され、生涯三鷹電車区を離れることはなかった。

モハ301-21(廃車) 各駅停車 三鷹 西荻窪→吉祥寺 80km/h '01.10.9録音
音(mp3) 2:15 2.07MBCM-S330
103系1200番台に比べ性能も乗り心地も良かった。この車両の引退により、営団(→東京メトロ)の地下区間から抵抗制御車が消えた。

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201系 jr201系
電機子チョッパ・150KW
製造初年:昭和54(1979)年

 103系の後継車として中央線に投入された、電機子チョッパ車制御の通勤型4扉ロングシート車。その後、総武・中央線各駅停車、京都・神戸線にも投入された。JR化後はJR東日本とJR西日本に引き継がれた。制御装置の値段が高価であったため早々と製造が打ち切られている。モーター出力は150KW。JR東日本では、E231系の投入により総武・中央線各駅停車から撤退し、京葉線に転出したが、E233系の投入により急速に廃車が進み、中央線用は2010年10月に、京葉線用は2011年6月に運用を失い、全車廃車となった。JR西日本では一時期宝塚線にも入線したが、321系の投入により京都・神戸・宝塚線を追い出され、大阪環状線と大和路線に転出した。その後、大阪環状線は3扉車に統一されることとなり、323系が投入された。これにより大阪環状線と桜島線から撤退、一部余剰車が廃車となったほか、ウグイス色に塗装変更の上新規開業したおおさか東線に転属、現在在籍する201系はすべてウグイス色となった。更新工事も実施されており、当面活躍する見込み。

モハ201-148 各駅停車 西明石 西大路→向日町 100km/h '03.3.16録音
音(mp3) 3:28 3.18MBCM-S330
電機子チョッパにしてはかなり重々しいモーター音。

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203系
(全廃)
jr203系
電機子チョッパ・150KW
製造初年:昭和57(1982)年

 常磐線各駅停車~地下鉄千代田線直通運用で使用されていた非冷房の103系1000番台の置き換えのため製造された4扉ロングシート車である。201系をベースに歯車比を1:6.07とし、軽量のアルミ車体を採用、6M4T編成で加速度3.3km/h/sを実現した。後年増備された車両はボルスタレス台車を採用、100番台に区分された。モーター出力は150KW、音は205系(外扇)とほぼ同じである。E233系増備に伴い2010年から廃車が始まり、2011年9月をもって最後に残った編成が運用を失い、全車廃車となった。廃車車両の一部はインドネシアに輸出された。

モハ203-122(廃車) 各駅停車 我孫子 亀有→松戸 90km/h '08.12.8録音
音(mp3) 6:34 9.04MBR-09HR
モーター音そのものは205系外扇と全く同じ。

モハ203-107(廃車) 各駅停車 松戸 綾瀬→金町 85km/h '10.3.19録音
音(mp3) 4:57 6.80MBAT9940
こちらはAT9940での収録です。

回生失効
モハ203-16(廃車) 各駅停車 我孫子 北松戸→馬橋 90km/h '08.12.8録音
音(mp3) 1:45 2.42MBR-09HR
回生失効している走行音です。

異音車
モハ203-21(廃車) 各駅停車 松戸 金町→松戸 90km/h '10.3.19録音
音(mp3) 4:08 5.68MBAT9940
俗にジェット音などと呼ばれている異音車の走行音です。

異音車、回生失効
モハ202-18(廃車) 各駅停車 我孫子 北柏→我孫子 90km/h '08.12.8録音
音(mp3) 2:37 3.61MBR-09HR
こちらも異音車の走行音です。1:23付近からATCによるブレーキがかかりますが、その緩解後の前後動がきわめて激しいです(1:36~1:50付近)。

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205系 jr205系
界磁添加励磁・120KW
VVVF(IGBT)・120KW
製造初年:
昭和60(1985)年
平成14(2002)年(VVVF機器)

 山手線の103系置き換え用として製造された4扉ロングシート車で、国鉄最後の量産通勤型電車である。JRになった後は東日本では続々と増備され山手線のほか、横浜線、埼京線、南武線、京葉線、武蔵野線、相模線に投入された。京葉線、武蔵野線、相模線用は、前面デザインが変わっている。一方西日本ではJR京都・神戸・宝塚線の7連4本と阪和線1000番台4連5本のみである。制御方式・主電動機は211系と共通で、界磁添加励磁制御、主電動機出力は120KW。歯車比は211系とは違い、低速向けの1:6.07となっている。音は2種類で外扇と内扇がある。E231系500番台により山手線を追い出された205系は新たに仙石線・鶴見線・八高線にも運行の場を広げた。また、武蔵野線に転出したものはVVVFインバータ化され、5000番台に区分された。転配に伴う余剰車が廃車となったほか、E233系増備により、京葉線用から編成単位での廃車が開始され、2011年7月をもって京葉線から、2014年8月をもって横浜線から、2016年1月をもって南武線(支線を除く)から、2016年10月をもって埼京線から撤退した。京葉線用の一部は宇都宮線宇都宮~黒磯間と日光線に転属、廃車車両の一部は富士急行に譲渡されたほかインドネシアに輸出された。その後、山手線E235系導入による玉突きで武蔵野線用が置き換えられた。さらにE131系導入に伴い、相模線用と宇都宮線・日光線用が置き換えられ、JR東日本では全ての205系が運用を失った。現在は、JR西日本のみで活躍している。
走行音動画のページに205系の車窓動画があります。

外扇
モハ205-267(廃車) 各駅停車 大宮 武蔵浦和→与野本町 85km/h '10.3.26録音
音(YouTube) 6:43 AT9940
モーター音の音程は203系と同じです。AT9940での収録です。この車両は、インドネシアに輸出されました。

外扇
モハ205-380(廃車) 各駅停車 大宮 北赤羽→戸田公園 90km/h '09.3.22録音
音(YouTube) 4:41 R-09HR
車輪削正が複数回行われたであろう車両で、音がかなり高めです。特に北赤羽駅は下り勾配のため、加速時の音の上がり方が下で公開している武蔵野線の6M2T編成とあまり変わりません。R-09HRでの収録です。この車両は、インドネシアに輸出されました。

外扇(6M2T編成)
モハ205-270(廃車) 各駅停車 東所沢 北朝霞→東所沢 95km/h '17.2.2録音
音(YouTube) 8:01 SP-TFB-2
武蔵野線では数少なかった外扇車の走行音です。6M2Tの強力編成で、加速が良いです。この車両は、インドネシアに輸出されました。

外扇(改良型ドア)(6M2T編成)
モハ205-401(廃車) 各駅停車 東所沢 南浦和→東所沢 95km/h '17.3.23録音
音(YouTube) 17:25 SP-TFB-2
ドアエンジン改良型で外扇の車両の走行音です。武蔵野線向けは、全車内扇で落成しているので、検査時に他車と入れ替わったと思われます。この車両は、インドネシアに輸出されました。

内扇
モハ205-350(廃車) 各駅停車 大宮 北赤羽→戸田公園 90km/h '09.10.24録音
音(YouTube) 4:50 AT9940
軽やかなモーター音。719系と同じ音です。車輪削正後だったのか、速度の割に音が高め。この車両は、インドネシアに輸出されました。

内扇(6M2T編成)
モハ205-355 各駅停車 東所沢 南浦和→東所沢 95km/h '17.3.2録音
音(YouTube) 17:41 SP-TFB-2
武蔵野線の6M2T編成の走行音で、加速が良いです。南武線から転属した車両です。ドアエンジンが原型の界磁添加励磁制御車は、武蔵野線では少数派です。

内扇(改良型ドア)(6M2T編成)
モハ205-398(廃車) 各駅停車 東所沢 南浦和→東所沢 95km/h '17.3.1録音
音(YouTube) 17:49 SP-TFB-2
「直動式」と呼ばれる、ドア上部にエンジンが設置されたタイプの車両です。このエンジンが採用された205系は武蔵野線オリジナルの8連5本と相模線用500番台と6扉車のみとなっています。この車両は、インドネシアに輸出されました。

5000番台(全廃)
モハ205-5035(廃車) 各駅停車 府中本町 武蔵浦和→西国分寺 95km/h '17.11.16録音
音(YouTube) 25:29 SP-TFB-2
制御装置は東洋製で、京成3000形東洋車とほぼ同じ音です。歯車比は変わっておらず(1:6.07)、回転数はE231系より低いです。この車両は、インドネシアに輸出されました。

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207系
(900番台)
(全廃)
jr207系900番台
VVVF(GTO)・150KW
製造年:昭和61(1986)年

 当時VVVFインバーターの研究・開発を進めていた国鉄が製造した営業用VVVFインバーター試作車で、当初より900番台として製造され、常磐線各駅停車に投入された。車体、内装は205系とほぼ同じ。足回りは、日立の技術を基本としながら、日立、東洋、東芝、三菱、富士電機の5社の合作となった。歯車比は1:7.07と低速向けで、起動加速度は3.3km/h/sとなっている。製造コストが高かったため、量産されることなくJRに引き継がれた。その後、JR東日本ではオリジナルの低コスト車209系を開発・製造、207系という形式はJR西日本の東西線用通勤型電車が採用した。6M4Tの10連1本のみの在籍で、203系・209系1000番台と共通運用が組まれ、東京メトロ千代田線にも直通していた。E233系第1編成導入により203系より一足早く2009年12月に全廃となった。

モハ207-901(廃車) 各駅停車 我孫子 亀有→金町 90km/h '07.1.18録音
音(mp3) 2:23 3.29MBCM-S330
非同期音は初期の日立らしい感じで、東急9000系によく似ている。この車両のインバーターは東芝製となっている。

モハ206-903(廃車) 各駅停車 我孫子 北小金→南柏 90km/h '07.1.18録音
音(mp3) 2:36 3.58MBCM-S330
この車両のインバーターは東洋製。製造所による音の差はほとんどなく、元設計の初期日立GTOそのものの音である。

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207系
(JR西日本)
jr207系
VVVF(GTO)・155KW
VVVF(GTO)・200KW
VVVF(IGBT)・220KW
製造初年:平成3(1991)年

 JR東西線用に製造された通勤車。JR東日本常磐線各駅停車に存在する900番台とは全くの別物。製造年次により0番台・1000番台・2000番台が存在し、それぞれ仕様が異なる。編成は、東西線開業後に大規模な編成替えが実施され、量産先行車1本が7両固定のほかはすべて3両固定と4両固定となった。4両固定の中には0番台と1000番台が混在する編成も存在し、その編成は500・1500番台となっている。0番台のモーター出力は155KW、 1000番台のモーター出力は200KW、2000番台の主電動機は223系3000番台と共通で220KW。現在、学研都市線と東西線の全列車のほか宝塚線・京都線・神戸線でも使用されており、京都線・神戸線では120km/h運転も行われている。今後の増備は321系に引き継がれた。

0番台
モハ207-511 各駅停車 新三田 摂津富田→茨木 120km/h '04.1.26録音
音(mp3) 3:09 4.34MBCM-S330
高速惰行時の床振動は管理人が乗った電車の中では最も強烈(都営5300形や東京メトロ07系を凌ぐほど)。非同期音やモーターそのものの音は静かなのだが…。

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209系 jr209系 jr209系
VVVF(GTO)・95KW
VVVF(IGBT)・95KW
製造初年:
平成4(1992)年(900番台)
平成5(1993)年(量産車)

 103系置き換え用として京浜東北線に投入された省エネVVVF車。当初901系として3編成が試作された。3編成とも仕様が異なるが、このうちC編成のシステムが採用され量産に移された。その後半自動ドア装置を装備した3000番台が川越・八高線に、車体幅を拡大した500番台が中央・総武緩行線に、地下鉄千代田線直通用1000番台が常磐線各駅停車に投入された。901系はA編成が209系900番台、B編成が910番台、C編成は920番台となった。モーター出力は95KWと低いが、寿命半分のコンセプトの元過電流を流し、150~160KW相当にして4M6T編成で起動加速度 2.5km/h/sを確保した。京浜東北線用については2007年より早くも廃車が始まり、900番台は2007年中に全廃、0番台もE233系の増備により2010年1月をもって全車引退した。なお、500番台の一部は一時期京浜東北線で使用されたのち、京葉線に転属し、さらに8連化され武蔵野線で営業運転を行っている。0番台の半数強の車両は、足回りの換装などの改造と2000番台、2100番台、2200番台に改番を行い、房総各線で使用されている。中央・総武緩行線用はE235系導入に伴う玉突きで、八高・川越線と武蔵野線への転出が始まった。この際、全車制御装置の換装が行われた。また、八高・川越線用は半自動ドア装置が設置され、3500番台に改番された。2019年4月、中央・総武緩行線から撤退した。現在、GTO車は中央快速線に転出しE233系グリーン車組み込みに伴う予備車となっている1000番台10連2本のみとなった。
走行音動画のページに209系の車窓動画があります。

900番台(全廃)(足回り変更後)
モハ209-901(廃車) 各駅停車 磯子 新橋→浜松町 85km/h '02.10.12録音
音(mp3) 1:49 2.49MBCM-S330
足回りは0番台と同じもの(主電動機はMT73)に変更されたが、ドアチャイムは無く、モハ209にCPを装備するなど901系時代の面影を残している。

910番台(全廃)
モハ209-911(廃車) 各駅停車 南浦和 王子→東十条 90km/h '01.2.26録音
音(mp3) 2:00 3.11MBCM-S330
音は他の209系とまったく違う。量産型に比べて高速域の加速が鈍いようです。

GTO(MT68)
モハ208-502 各駅停車 三鷹 高円寺→三鷹 90km/h '17.2.21録音
音(YouTube) 11:50 SP-TFB-2
MT68を装備した車両の走行音です。外扇タイプのモーターで、高速域で高音が目立つのが特徴です。この車両は、現在制御装置の換装と改番が行われ、川越・八高線で活躍中です(モハ208-502→モハ208-3501)。現在、209系は中央・総武緩行線から撤退しています。

GTO(MT68)(わずかに空転・滑走)
モハ208-512 各駅停車 三鷹 高円寺→三鷹 90km/h '18.1.22録音
音(YouTube) 11:34 SP-TFB-2
弱い雨が降っている時の走行音です。わずかに空転・滑走していますが、激しくはありません。現在、209系は中央・総武緩行線から撤退しています。

GTO(MT73)
モハ209-529 各駅停車 東京 南船橋→新浦安 100km/h '09.5.1録音
音(YouTube) 11:02 R-09HR
MT73を装備した車両の走行音です。京葉線で赤帯10連で活躍していた頃の録音です。現在、この車両を含む編成は、8連化され、武蔵野線で活躍中です。機器換装も行われました。京葉線からは直通運転をしている武蔵野線用を含め、GTO車は消滅しています。

GTO(MT73)
モハ209-508 各駅停車 三鷹 高円寺→三鷹 90km/h '16.12.7録音
音(YouTube) 11:29 SP-TFB-2
こちらもMT73を装備した車両の走行音です。この車両は、落成時はMT68でしたが、検査時にモーターが入れ替わり、現在はMT73となっています。この車両は現在制御装置の換装と改番が行われ、八高・川越線で活躍中です(モハ209-508→モハ209-3504)。現在、209系は中央・総武緩行線から撤退しています。

GTO(MT73)(4M4T編成)
モハ209-525 各駅停車 東所沢 南浦和→東所沢 95km/h '17.2.7録音
音(YouTube) 17:26 SP-TFB-2
武蔵野線用の4M4T編成の走行音です。4M6T編成に比べ、加速が良くなっています。MT73を装備した車両の走行音です。武蔵野線用は現在、全車がIGBT化されています。

GTO(MT73・異音車)(全廃)
モハ209-71 各駅停車 南浦和 蕨→南浦和 80km/h '07.1.24録音
音(mp3) 3:42 5.10MBCM-S330
MT73を装備した後期車の走行音ですが、加速時に物凄い音を立てています。特に65km/h~75km/h付近が凄い事になっています。この車両は2100番台に改造され、房総地区で活躍中(→モハ209-2177)。

GTO(MT73・1000番台)
モハ209-1003 各駅停車 代々木上原 天王台→北柏 90km/h '13.11.22録音
音(YouTube) 5:17 SP-TFB-2
1000番台の起動加速度は、地下鉄直通規則に従って3.3km/h/sとなっている。主電動機はMT73。この編成は、現在豊田に転属し、中央快速線で使用されています。

IGBT(MT68)(異音車)
モハ209-527 各駅停車 東所沢 南浦和→東所沢 95km/h '18.1.17録音
音(YouTube) 17:05 SP-TFB-2
機器更新車の走行音です。改造内容は幕張の2100番台やりんかい線70-000形の機器更新車と同じなので同じ音のはずですが、この車両は非同期音に低い周波数の雑音が混ざるほか、変調後は「シャー」という雑音が聞こえます。この編成は、ブレーキ緩解音がGTO時代と変わっていないようです。MT68搭載車で、高速域では外扇タイプの高音が良く聞こえます。

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113系 jr113系
抵抗・120KW
製造初年:昭和38(1963)年

 通勤型103系と並行して国鉄近郊型として増備された系列のうち、直流暖地向けが113系である。基本が0番台、地下線直通用が1000番台、湖西線(寒冷地)用が700番台、さらに0番台と1000番台のシートピッチ拡大車がそれぞれ2000番台、1500番台となっている。さらに、改造により福知山線等で使用されている800番台、JR西日本の110km/h運転対応車5000番台等多くのバリエーションがある。抵抗制御でモーター出力は 120KW。JR化後はJR東日本・東海・西日本の3社に引き継がれたが、313系が大量に増備されたJR東海では2007年3月をもって全廃。一方JR東日本から4連3本がJR四国に譲渡された。JR東日本ではE217系やE231系の増備に伴い廃車が進み、1999年12月をもって横須賀・総武快速線から、2006年3月をもって東海道本線から撤退した。晩年は房総地区のみに残され、最後の活躍をしていたが、209系2000番台と2100番台が大量に導入されたため、2011年9月1日をもって運用を退き、全車廃車となった。JR四国の在籍車は、普通列車の運転本数の減少により余剰となり、2019年3月のダイヤ改正をもって運用を失った。現在はJR西日本のみに残っている。こちらは、京阪神地区からは撤退したが、地方の線区を中心に活躍している。更新工事も実施され当分の間安泰と思われる。

モハ112-1521(廃車) 普通 上総一ノ宮 誉田→土気 95km/h '03.11.9録音
音(mp3) 4:47 6.57MBCM-S330
最近急速に数を減らしてきた113系。JR東日本所属の車両は、全廃となりました。

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115系 jr115系
抵抗・120KW
製造初年:昭和38(1963)年

 国鉄近郊型のうち直流寒地・山岳線区用が115系である。主電動機や歯車比は113系と同じだが、制御器やドア開閉装置・CPなど、113系とは異なる点も多い。基本0番台、0番台のモデルチェンジ車で製造時より冷房付きの300番台、シートピッチを拡大した後期車で寒冷地用が1000番台、暖地向けが2000番台、下関地区に投入された2扉転換クロスシートの3000番台、117系から編入された3500番台が存在。JR化時にJR東日本・東海・西日本の3社に引き継がれた。JR東海では211系5000番台や313系が大量に製造されたため、3社の中では最も早く、2007年3月をもって全車運用を失い、廃車となった。JR東日本では、現在、新潟地区で営業運転が行われているが、E129系の増備のため急ピッチで廃車が進んでおり、2019年4月現在、残りは3連7本の僅か21両にまで減少し、間もなく全廃の予定。現在在籍する車両はシートピッチ拡大車である後期車のみとなっている。JR西日本では、227系の導入などにより、車齢45~50年を迎えた若番車など一部車両が廃車されたが、2019年4月現在、300両以上の配置があり、大規模な体質改善工事施工車も存在しており、全廃は当分先の模様。姫路以西の広い範囲で運用があり、JR四国に乗り入れる運用もある。一部はしなの鉄道と伊豆急行に譲渡されたが、後者は老朽化により全廃となった。

モハ114-1030(廃車) 普通 高崎 大平下→足利 95km/h '16.2.7録音
音(YouTube) 22:32 SP-TFB-2
国鉄近郊型(MT54、歯車比1:4.82)の標準的な音です。未更新車の走行音で、CP音が賑やかです。

モハ114-1159(廃車) 普通 小山 栃木→小山 95km/h '16.2.28録音
音(YouTube) 12:06 SP-TFB-2
本来4連のT1159編成ですが、この時はサハ115-1019を抜いた3連組成で運用されていました。両毛線末端区間での収録です。高崎地区の115系は2018年3月改正で全廃となりました。

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211系 jr211系
界磁添加励磁・120KW
製造初年:
昭和60(1985)年
昭和63年(1988)年(5000番台)

 113・115系の後継車として製造された近郊型車両。暖地向けのセミクロスシート車0番台とロングシート車2000番台、寒地向けのセミクロスシート車1000番台、ロングシート車3000番台、JR東海オリジナルの5000・6000番台(全車ロングシート車)が存在する。主電動機や制御方式は 205系と同じで、音も205系と同様に外扇と内扇の2種類。ただし、歯数比の関係でモーター音は205系とは異なる。暖地向けは4M6Tでグリーン車組み込みの基本編成と2M3Tの付属編成(2000番台のみ)があり、東海道線・伊東線で使用された。なお、0番台のうち8両は2M2Tの4連を組み、名古屋地区に配置されている。この編成では0番台唯一の制御電動車(クモハ)が存在している。また、211系では唯一120km/h運転対応となっており、かつては新快速の運用にも入っていた。寒地向けは当初全車2M3Tの5連を組んでいたが、現在は一部編成にグリーン車が組み込まれて10連化された。宇都宮線と高崎線、両毛線で使用されている。なお、一部の車両は房総地区に転属し、総武本線、成田線などで使用されている。5000番台・6000番台はJR東海管内の電化路線で使用されており、313系との併結運用も多い。JR東日本車については、寒地向けのグリーン車組み込みに伴う余剰車が廃車となったほか、E233系3000番台の増備に伴い、2011年から編成単位での本格的な離脱が始まり、2012年4月をもって東海道線・伊東線から、2013年3月をもって宇都宮線上野口から、2014年3月をもって高崎線から撤退した。離脱した編成は、付随車やグリーン車を廃車とし短編成化した上で、主に長野地区や中央東線、高崎地区で運用に就いており、JR東海に乗り入れる運用もある。JR東海車については、当面現状維持と考えられる。

外扇
クモハ211-3033 普通 籠原 上野→さいたま新都心 110km/h '08.12.21録音
音(YouTube) 24:14 R-09HR
低速域の音は東武8000系(ユニット車)に似ています。先頭車運転台寄りでの収録です。ドアや窓がかなりバタついています。後ろ10両は前橋行きです。

外扇
クモハ211-3026 普通 宇都宮 東大宮→古河 105km/h '09.12.20録音
音(YouTube) 27:56 AT9940
こちらは連結面寄りで、R-09HR+AT9940での収録です。

外扇
クモハ211-1003 普通 上野 小山→古河 110km/h '11.12.4録音
音(YouTube) 14:04 SP-TFB-2
こちらも連結面寄りで、SP-TFB-2での収録です。セミクロスシートでモーターの点検蓋のある1000番台での収録です。車輪削正が行われていない車両のようで、速度の割に音が低めです。

外扇
モハ210-1003 普通 上野 新白岡→大宮 95km/h '11.12.4録音
音(YouTube) 17:22 SP-TFB-2
こちらはモハ210での収録です。駅に着くたびにCPが稼働します。

内扇
クモハ211-3023 普通 上野 小山→大宮 110km/h '12.2.12録音
音(YouTube) 50:25 SP-TFB-2
モーター音はかなり静か。車輪削正が行われていない車両のようで、速度の割に音が低め。

5000番台
クモハ211-5048 普通 高蔵寺 春日井→神領 100km/h '02.2.19録音
音(mp3) 3:04 2.81MBCM-S330
内扇だが、高速域はJR東日本車や221系とは違う音。MT比の関係からか加速が良い。

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215系 jr215系
界磁添加励磁・120KW
製造初年:平成4(1992)年

 湘南ライナー、湘南新宿ライナー(現おはようライナー新宿、ホームライナー小田原)の座席数増加のため製造されたオール2階建て車両。足回りは211系とほぼ同じ。一時期、東海道線の快速「アクティー」や湘南新宿ラインの普通列車に使用されたこともあったが、現在はライナー運用と臨時列車のみとなっている。

クモハ215-103 快速アクティー 東京 平塚→茅ヶ崎 100km/h '01.3.4録音
音(mp3) 4:35 4.20MBCM-S330
211系内扇と全く同じ。

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E217系 jrE217系
VVVF(GTO)・95KW
VVVF(IGBT)・95KW
製造初年:
平成6年(1994)年
平成20(2008)年(IGBT機器)

 横須賀・総武快速線で老朽化した113系を置き換えるため製造された形式。総武線側の混雑が激しいため、近郊型車両としては初の4扉車となった。従来通りグリーン車が2両連結されているが、2両とも2階建てとなった。モーター・制御装置は209系と共通だが、歯数比は高速向けで音は209系とは違う。現在横須賀線・総武線・成田線・鹿島線・内房線・外房線・成田空港高速鉄道で使用され、大船~西大井間と錦糸町~千葉間では120km/h運転も行われている。2006年3月からは3編成が東海道本線に転出し活躍したが、2015年までに3編成とも横須賀・総武快速線に戻された。2007年から制御装置の更新(IGBT化)が行われ、2012年6月をもってGTO車最後の1編成が機器更新のため入場、IGBT化が完了した。
走行音動画のページに217系の車窓動画があります。

GTO(MT73)(消滅)
モハE217-14 普通 逗子 西大井→新川崎 120km/h '10.1.18録音
音(YouTube) 7:09 AT9940
歯車比が異なるので、209系とはモーター音の音程が違います。武蔵小杉駅開業前の収録です。E217系は全車がIGBT化されました。

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E231系 jre231系 jre231系
VVVF(IGBT)・95KW
製造初年:
平成10(1998)年(900番台)
平成12(2000)年(量産車)

 通勤型電車と近郊型電車の共通化を目指して209系およびE217系の後継車として製造された車両。試作車が209系950番台(現E231系900番台)として製造され、中央・総武緩行線で各種試験を兼ねて営業運転が行われた。その結果を踏まえて通勤型の0番台がまず中央・総武緩行線に投入され、老朽化した103系を置き換えた。その後近郊型の製造も開始され、続々と増備された。番台区分は通勤型が1~3桁、近郊型が4桁となっている。車体は通勤型と近郊型では仕様が異なり、通勤型は209系500番台とあまり変わらないが、近郊型はセミクロスシート車が連結され、半自動ドアを装備、トイレもついている。乗務員室は広く、前面のライトの位置が異なり、2階建てグリーン車も組み込まれている。足回りについて、主電動機は共通だが制御装置のメーカーは、通勤型は三菱、近郊型は日立となっている。通勤型は山手線用が500番台、地下鉄東西線直通用が800番台に区分されている。通勤型0番台が中央・総武緩行線と常磐線に、500番台が山手線に、800番台が地下鉄東西線直通用に、近郊型が宇都宮線・高崎線・湘南新宿ラインと東海道線に投入され、使用された。その他、相鉄10000系、都営10-300形など、私鉄にも本形式の技術を取り入れた車両が存在する。2015年から通勤型・近郊型とも機器更新が始まった。機器更新車も通勤型は三菱製、近郊型は日立製の制御装置が搭載されている。E235系導入に伴い、500番台が中央・総武緩行線へ、900番台と0番台が武蔵野線と八高・川越線へそれぞれ転配され、余剰車は早くも廃車となった。近郊型については、上野東京ラインと湘南新宿ラインを中心に使用されている。
走行音動画のページにE231系の車窓動画があります。

通勤型(900番台)(三菱)
モハE230-902 各駅停車 三鷹 中野→三鷹 95km/h '18.3.7録音
音(YouTube) 14:02 SP-TFB-2
0番台のベースとなった900番台三菱車の走行音です。非同期音は0番台に似ていますが、0番台に比べ音の上がり下がりが少ないです。また、変調のタイミングが0番台に比べ高速寄りになっています。

900番台(日立)
モハE231-901 各駅停車 三鷹 西荻窪→吉祥寺 95km/h '08.12.11録音
音(YouTube) 2:08 R-09HR
非同期音は東京メトロ7000系(VVVF・160KW/日立2レベル)とほぼ同じです。ドアはリニアモーター式で、開閉音が大きいです。この編成は、機器換装の上、武蔵野線に転属しました。

通勤型(0番台)(未換装車)
モハE231-80 各駅停車 三鷹 高円寺→三鷹 95km/h '17.1.10録音
音(YouTube) 10:51 SP-TFB-2
三菱製制御装置を搭載した通勤型の走行音。重たい非同期音が特徴的です。0番台は純電気ブレーキが装備されていません。この時は若干遅れ気味で、荻窪~西荻窪~吉祥寺では、かなりのハイペースで走行しています。

通勤型(0番台)(未換装車)
モハE231-116 快速 取手 北千住→柏 100km/h '12.3.11録音
音(YouTube) 18:20 SP-TFB-2
常磐線仕様はドア開閉装置が近郊型と同じリニアモーター式となっている。純電気ブレーキは未装備。

通勤型(0番台)(未換装車)
モハE231-139 快速 取手 柏→天王台 95km/h '12.3.11録音
音(YouTube) 7:17 SP-TFB-2
後期に製造されたものは、連結部の扉が傾斜式戸閉装置(扉が自動的に閉まるタイプ)となっている。密閉性が悪く、加減速時に風切音が聞こえます。

通勤型(0番台)(未換装車)(空転・滑走)(回生失効あり)
モハE230-4 各駅停車 三鷹 高円寺→吉祥寺 95km/h '18.2.23録音
音(YouTube) 8:47 SP-TFB-2
雨天時の空転・滑走する走行音です。阿佐ヶ谷駅到着時に激しく滑走しており、ガタガタと小刻みに揺れています。荻窪~西荻窪の上り勾配では空転し、時折100km/h超の回転数に達しています。西荻窪駅では回生失効しています。

通勤型(500番台)(未換装車・加速度2.5km/h/s)
モハE230-560 各駅停車 三鷹 中野→三鷹 90km/h '18.1.24録音
音(YouTube) 15:17 SP-TFB-2
山手線から中央・総武緩行線へ転属した編成のうち、最初の2編成(A520編成・A540編成)は機器換装が未施工のまま転属しました。通勤型未換装車で、加速度2.5km/h/sと純電気ブレーキの組み合わせは、この2編成のみでした。現在、2編成とも機器換装が行われたため、この組み合わせは消滅しています。

通勤型(800番台)
モハE231-803 各駅停車 三鷹 高円寺→吉祥寺 90km/h '11.12.21録音
音(YouTube) 8:23 SP-TFB-2
音は通勤型0番台と同じで、純電気ブレーキを装備。加速度は直通基準を満たした3.3km/h/sとなっている。

通勤型(0番台)(機器換装車)
モハE230-74 各駅停車 三鷹 高円寺→三鷹 90km/h '17.1.17録音
音(YouTube) 11:27 SP-TFB-2
通勤型の機器換装車の走行音。制御装置は三菱製で、209系換装車やりんかい線70-000形換装車と同じ機器(SC88A)です。

近郊型(未換装車)
モハE231-1010 普通 上野 小山→赤羽 110km/h '15.11.29録音
音(YouTube) 1:04:13 SP-TFB-2
近郊型は日立製の制御装置を搭載。加速時に低くなっていき、減速時に高くなっていく非同期音が面白い。ドアはリニアモーター式で、開閉音が大きいです。この車両は現在、機器換装されています。

近郊型(未換装車)
モハE231-1055 普通 上野 小金井→赤羽 110km/h '16.2.7録音
音(YouTube) 1:12:36 SP-TFB-2
一つ上で公開しているモハE231-1010と同一仕様の車両です。高速域の振動や、ブレーキ時の20km/h以下など、音の傾向がモハE231-1010とは異なっており、聞き比べると「個体差」が実感できます。車輪の削正の回数もこちらのほうが少ないようで、速度の割に回転数が低いです。この時は、この列車の前を貨物列車が走っており、栗橋付近から時折信号に引っかかります。この車両は現在、機器換装されています。

近郊型(未換装車)・異音車
モハE231-1067 快速ラビット 上野 蓮田→赤羽 100km/h '12.3.10録音
音(YouTube) 22:08 SP-TFB-2
50~80km/h付近の高音がぶれて聞こえます。このような傾向の音は、通勤型にも存在するようです。この車両は現在、機器換装されています。

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E233系 jre233系 jre233系
VVVF(IGBT)・140KW
製造初年:平成18(2006)年

 E231系の後継車で、次世代通勤型電車のスタンダードとして製造された4扉車。車体・足回りはE531系をベースに制御系機器を二重化するなど、信頼性の向上を図った。E231系同様、通勤型と近郊型がある。通勤型は、中央・青梅・五日市線に0番台が投入され、のちに京浜東北線に1000番台が、常磐緩行線に2000番台が、京葉線に5000番台が、横浜線に6000番台が、埼京線に7000番台、南武線に8000番台が投入された。近郊型は東海道線・高崎線に3000番台が投入された。制御装置はE231系と同じく通勤型が三菱製、近郊型が日立製となっている。加速度は0番台のうちH編成とT編成が3.0km/h/s(当初は2.5km/h/sで、2012年末頃から3.0km/h/sに設定変更が行われ、2013年3月改正までに全車完了)、0番台の青編成と1000番台、5000番台、7000番台、8000番台が2.5km/h/s、2000番台が3.3km/h/s、3000番台が2.3km/h/s、6000番台が2.1km/h/sとなっている。小田急4000形や相鉄11000系など、私鉄にも本形式の技術を取り入れた車両が存在する。今後も増備が予定されている。
走行音動画のページにE233系の車窓動画があります。

通勤型(1000番台)
モハE233-1480 各駅停車 南浦和 西川口→南浦和 90km/h '14.5.2録音
音(YouTube) 6:23 SP-TFB-2
非同期音は東京メトロ10000系などと同じ。モーター音はE531系と同じです。1000番台は扉がスクリュー軸駆動式で、リニアモーター式の車両より開閉音が静かです。

通勤型(5000番台)
モハE233-5413 各駅停車 東京 新習志野→新浦安 100km/h '13.1.7録音
音(YouTube) 12:43 SP-TFB-2
5000番台は近郊型と同じく扉がリニアモーター式です。

通勤型(7000番台)
モハE233-7402 各駅停車 新木場 武蔵浦和→赤羽 95km/h '13.12.8録音
音(YouTube) 14:52 SP-TFB-2
7000番台も扉がリニアモーター式です。今後はこちらが主流となっていくのでしょうか…。

近郊型
モハE233-3635 普通 上野 東鷲宮→東大宮 100km/h '15.11.23録音
音(YouTube) 17:03 SP-TFB-2
E531系の直流区間と全く同じ音です。

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221系 jr221系
界磁添加励磁・120KW
製造初年:平成元(1989)年

 新快速のスピードアップと混雑緩和のために製造された3扉転換クロスシート車。窓が大きく眺望がよく、人気がある。車内の落ち着いた配色も好まれている。現在は223系の増備により新快速からは撤退したが、京阪神間の快速や、大和路快速(関西線)、丹波路快速(福知山線)、みやこ路快速(奈良線)、阪和線、和歌山線にも活躍の場を広げている。

クモハ221-63 普通 上郡 瀬田→石山 90km/h '03.3.16録音
音(mp3) 2:40 2.44MBCM-S330
快適ないい電車です。高速域の加速がもう少し欲しいところ。音は211系内扇と全く同じ音。

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311系 jr311系
界磁添加励磁・120KW
製造初年:平成元(1989)年

 金山総合駅開業に伴う新快速の増発用に、また117系新快速の置き換え用として名古屋圏に投入された3扉転換クロスシート車。足回りは211系5000番台を基本とし、ヨーダンパ・増圧ブレーキを装備し、最高速度は120km/hとなっている。4連15本が製造された。しばらくの間東海道線の新快速を中心に使用されたが、313系の増備に伴い新快速・快速から退き、現在は東海道線の普通列車を中心に使用されており、313系との併結運用もある。

クモハ311-2 普通 岐阜 稲沢→岐阜 120km/h '12.12.23録音
音(YouTube) 16:00 SP-TFB-2
ドアの開閉音以外の音は211系5000番台と同じです。

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313系 jr313系
VVVF(IGBT)・185KW
製造初年:平成11(1999)年

 113系置き換えのため名古屋圏に投入された3扉転換クロスシート車。基本0番台のほか、セントラルライナー用8000番台や中央本線中津川以北のローカル用の固定クロスシート3000番台も製造された。さらに6両固定編成の5000番台やロングシート車も製造され、静岡地区の東海道線や御殿場線・身延線・飯田線にも活躍の場を広げた。211系や311系との併結も可能であり、JR東海管内のすべての電化路線で運用がある。JR東日本に乗り入れる運用もある。

クモハ313-5011 特別快速 豊橋 大垣→岐阜 120km/h '12.12.23録音
音(YouTube) 13:26 SP-TFB-2
制御装置は東芝製。静粛性に優れ、走行音は大変静か。車輪交換後のようで、速度の割に回転数が低めです。

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