相鉄線の走行音

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20000系 相鉄20000系
VVVF(SiC)・190KW
製造初年:平成30(2018)年

 都心直通の神奈川東部方面線事業のうち、東急線直通用として製造された車両。JR線直通用の12000系はJRE233系準拠となっているが、こちらは日立のA-trainを採用したオリジナル車で、車体幅は東急に合わせて2770mmとなっており、1989年に製造された新7000系の最終増備グループ以来およそ29年ぶりとなる狭幅車体の車両となった(ちなみに新7000系の車体幅は2800mmであり、それよりも若干狭い)。側扉はなぜか12000系同様の半自動対応で、開閉ボタンが各扉横に装備されている。これは直通先の東急車や東京メトロ車などには無い設備である(埼京線のE233系7000番台にも無い)。各扉上のLEDは、第1編成は21.5インチという特大サイズが1画面のみであったが、量産車の第2編成では早くも12000系に準じた2画面構成に変更された。直通先の東急車は2画面構成のため、第1編成も改造されるとみられます。足回りについて、制御装置は日立製でハイブリッドSiCのVVVFで、主電動機は190KWの6極モーターが採用されている。主電動機はについては、東急5177F、5178Fに採用されているものと同等とみられます。2021年12月現在、10連7本が存在する。8両編成も製造されているが、こちらは、21000系と、形式が分けられた。

第1編成
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20901 特急 横浜 湘南台→横浜 100km/h '19.4.9収録
GoPro HERO 7 Black+SP-TFB-2
制御装置は日立製。主電動機も日立製ですが、6極モーターが採用されており、音は独特で、かなり静かです。出力は190KWと強力で、歯車比こそ違いますが、東急5050系の5177F・5178Fと仕様を揃えてきたとみられます。LCDは21.5インチとかなり大型のものが中央に1画面のみとなっており、ここに広告用LCDを増設するスペースは全くありません。増備車の20102Fは2画面構成となっており、本編成が改造されるかどうか、注目です。もし改造された場合は、いずみ野線特急運用ということも含め、かなり貴重な収録になりそうです。この日は、始発駅の湘南台駅では、ドアが半自動扱いとなっていました。


第2編成以降
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20904 各停 横浜 湘南台→二俣川 95km/h '21.12.30収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
第2編成以降はドア上のLCDが2画面となりました。大きさは21.5インチで、12000系の17インチと比べ、かなり大きいです。足回りは第1編成から変わっておらず、音は第1編成と同じです。

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11000系 相鉄11000系
VVVF(IGBT)・140KW
製造初年:平成20(2008)年

 老朽化した7000系や5000系を置き換えるため製造された車両。JR東日本のE233系と共通設計となっている。こちらも10000系同様JR東日本新津製作所製の車両も存在する。10両固定編成のみの存在で、線内10両編成の運用に他形式と共通運用で入っている。E233系と共通設計だが、JR線直通運用には使用されていない。

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11803 各停 横浜 湘南台→二俣川 90km/h '21.12.30収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
音はE233系通勤型と全く同じです。ドアエンジンはE233系0番台や1000番台と共通のスクリュー軸駆動式です。

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10000系 相鉄10000系
VVVF(IGBT)・95KW
製造初年:平成14(2002)年

 老朽化した新6000系や2100系を置き換えるため製造された車両。JR東日本のE231系と共通設計で、平行カルダンとステンレス車体は相鉄では初の採用となった。JR東日本新津製作所製の車両も存在する。ラインカラーは8000・9000系(いずれも登場時)の赤系ではなく、6000系を思わせる緑とオレンジとなった。その後、緑の部分は青に変更となり、全車完了した。10両固定編成と8両固定編成が存在する。10両固定編成は5M5T組成であり、本家E231系には無い1M車が組み込まれている。2019年から機器換装が、2020年に第1編成の車体のリニューアル工事が行われた。機器換装の内容はE231系0番台や500番台と同等で、JR東日本長野総合車両センターで実施された。車体のリニューアルは、かしわ台車両センターで実施され、YNB化が行われたが、室内灯の調光機能やドア上のLCD化は見送られており、簡易更新となっている。その後も機器換装は続々と行われているが、YNB化は行われておらず、YNB車は第1編成のみとなっている。

機器換装・リニューアル車
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10102 各停 横浜 湘南台→二俣川 95km/h '21.10.15収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
長野総合車両センターで機器換装された10000系の走行音です。足回りの改造内容は、E231系通勤型の機器換装車と全く同じで、音も同じです。なお、第1編成のみYNB化が行われましたが、室内は、座席モケットの変更とつり革の交換のみの簡易更新で、ドア上の案内表示器のLCD化や室内灯の調光機能の付加、床や化粧板の張り替えは見送られています。

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9000系 相鉄9000系 相鉄9000系
VVVF(GTO)・180KW
VVVF(IGBT)・180KW
製造初年:
平成5(1993)年
平成25(2013)年(IGBT機器)

 8000系と並行して増備されたVVVF車。日立製作所製の8000系に対しこちらは東急車輛製となり、同時期に増備される競作の形となっている。編成は8000系同様6M4Tの10両固定編成のみ。車体が塗装されている点、主電動機出力が180KWである点、MGが廃車となった旧6000系の流用となっている点などが8000系と異なっている。また、相鉄では唯一分散冷房装置を搭載している。制御装置は東洋製。2013年より制御装置の更新が始まり、JRE233系近郊型と共通の日立IGBTの装置に換装され、2014年までに全編成の換装が完了した。また、2016年からは内装のリニューアルが始まり、車体の塗装は「YOKOHAMA NAVYBLUE」と称する濃紺色に変更された。なお、第1編成のみリニューアルの対象から外され、2020年に廃車となった。

リニューアル車(昼間モード)
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9206 各停 横浜 湘南台→二俣川 95km/h '19.12.24収録
GoPro HERO 8 Black+SP-TFB-2
YNB車と呼ばれる、車体リニューアルが行われた車両の走行音です。車体・室内は大きく変わりましたが、足回りは機器換装後リニューアル前(2013~2018年)と変わっておらず、音はこの時期と変わりません。6000系の発生品であるMGも存置されています。この編成の側扉はリニューアル時にステンレス製のものに交換されていますが、リニューアル前に交換された編成も存在します。


リニューアル車(夜間モード)
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9221 各停 横浜 湘南台→二俣川 95km/h '21.10.22収録
GoPro HERO 9 Black+SP-TFB-2
9000系リニューアル車の夜間の走行音です。夜間は照明が電球色となり、温かな雰囲気となります。最新の設備と、6000系譲りの古いMG音のコラボが面白いです。

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8000系 相鉄8000系 相鉄8000系
VVVF(GTO)・150KW
製造初年:平成2(1990)年

 大手私鉄の仲間入りなどで意気の上がるなか製造されたフルモデルチェンジ車。新6000系以来となる広幅車体が採用された。洗練されたスタイルで人気がある。この系列では走行性能を考慮し、モーター出力は150KW、6M4T編成となった。10両固定編成のみの存在である。8000系と9000系は日立製作所と東急車両の競作となっている。どちらも伝統の直角カルダンだが、その伝統もこの系列までとなった。当初は赤のラインカラーであったが、のちに10000系に準じた色に変更となった。さらに2015年より後期車の制御装置の更新が始まった。制御装置は9000系更新車と同じものが採用されている。また、2020年から車体のリニューアルが始まった。事故で10両が廃車となったほか、制御装置の更新と車体のリニューアルの対象から外された初期車は2020年から廃車が始まった。
走行音のページに8000系の走行音があります。

GTO(消滅)
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8206(廃車) 各停 横浜 湘南台→二俣川 95km/h '19.12.26収録
GoPro HERO 8 Black+SP-TFB-2
M'車にMGを搭載した初期車の走行音。初期車は機器換装の対象外となっており、日立GTOのままです。また、この編成は廃車まで室内更新やドアの交換は行われず、内装は製造時の状態を保っていました。


GTO(消滅)(室内リニューアル車)
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8218(廃車) 特急 横浜 湘南台→横浜 100km/h '19.2.13収録
GoPro HERO 7 Black+SP-TFB-2
8000系初期車のうち、室内リニューアルが行われた車両の車窓動画です。座席のバケットシートへの交換、袖仕切りの設置、また側扉がステンレス製のものへ交換されています。足回りは変更ありません。今は無きいずみ野線特急で、湘南台→横浜全区間の収録です。


機器換装車・IGBT
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8230 特急 横浜 湘南台→横浜 90km/h '19.2.15収録
GoPro HERO 7 Black+SP-TFB-2
VVVFの換装が行われた8000系の走行音です。VVVF機器は9000系換装車と同じものが採用されており、非同期音は9000系換装車と同じです。主電動機に変更はありません。低速域のモーター音は9000系とはずいぶん異なっており、IGBT化でより鮮明にわかるようになりました。室内のリニューアルは行われておらず、側扉も製造時のままで、ドアの動く音が賑やかです。今は無きいずみ野線特急で、湘南台→横浜全区間の収録です。

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新7000系
(全廃)
相鉄新7000系 相鉄新7000系
抵抗・130KW
VVVF(GTO)・180KW
製造初年:昭和61(1986)年

 7000系の増備車で車体デザインを変更したもの。最初の2編成は足回りは従来の7000系と共通で4M2T+2M2Tの編成を組むが、分割されることなく6M4Tの10両固定編成として使用された。のちに中間のTc車には転落防止用幌も設置された。第3編成からVVVFとなり、50番台に区分された。VVVF車は4M6T編成で、7751編成のみ2M3T+2M3T、その他は10両貫通編成を組む。その後12000系・20000系増備に伴い2018年から廃車が始まった。抵抗制御車は中間車2両を抜かれ8連2本となったが、2019年と2020年に1編成ずつ廃車され、抵抗制御車は全廃となった。VVVF車についても20000系の増備に伴い2020年から廃車が始まり、2020年11月、最後の1編成が運用を終え、全廃となった。
走行音のページに新7000系の走行音があります。

VVVF(全廃)
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7354(廃車) 各停 横浜 湘南台→二俣川 90km/h '20.1.9収録
GoPro HERO 8 Black+SP-TFB-2
相鉄新7000系のいずみ野線各停の走行音です。特急運用の走行音はすでに公開していますが、こちらは、各駅停車での収録で、加減速音が楽しめます。この編成は、新7000系VVVF車では唯一10両貫通編成ではなく、5+5の編成でした。


VVVF(全廃)
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7366(廃車) 特急 横浜 湘南台→横浜 85km/h '19.4.18収録
GoPro HERO 7 Black+SP-TFB-2
相鉄新7000系の全区間走行音です。日立GTO初期+直角カルダンの音が賑やかです。この時はずいぶんのんびりと走っていました。空調が動作しています。色褪せたシートモケット、種別のみの側面表示機、走れば連結部分がキュッキュッと音を立てるなどくたびれていましたが、2020年1月、この編成が新7000系VVVF車としては初めて廃車となりました。

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